銀行の住宅ローンの決まり方

任売

2024年02月28日 09:30

銀行の住宅ローンの金利には、固定金利と変動金利の2つがあり、固定金利は、一定の期間金利が固定され、長期金利に影響され、変動金利は短期金利に影響されて設定されるのが一般的です。

変動金利は、短期金利に基づいて設定されるのですが、中でも短期プライムレート(優良企業に対して資金を貸し出す際に適用する最優遇貸出金利)を基準に、世の中の金利の変化に応じ、半年ごとに金利の見直しがなされ、この短期プライムレートは、日銀の政策金利の影響を受けています。

住宅ローンは、それぞれ銀行が基準として示す金利から「優遇」する引き下げ幅を差し引きすることで、貸出金利が決まり、特に銀行間で金利引き下げ競争が激化し、変動金利では年0.3%前後というところも出てきています。

多くの銀行では「短期プライムレート+1%」(2.475%)を基準金利としており、日銀が決定する政策金利の影響を受けています。

2024年以降、短期金利の改定が予想されるので、政策金利の動向に注目する必要があるでしょう。


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