2018年08月24日
借り換え専用の住宅ローン
住宅ローンの借り換え専用商品で金利を引き下げる金融機関が増えてきていますね。
新規ローンの収益性が競争激化で悪化する中、借り換えローンを新たな収益源にするのが狙いとなっているようですけど、現在ローンを組んでいる人からすれば、この機会を上手に利用して、ローンの借り換えを行うことができれば、残りの返済負担を減らせるようになるというケースが増えてきているみたいですよ。
住宅金融支援機構が年に2回発表する「民間住宅ローン利用者の実態調査」によれば、56.5%の人が金利変動の影響を受ける変動型を選択しているのだそうで、その数字は増加傾向にあるそうです。
しかも変動型や固定期間選択型を選択した人の4~5割の人は、住宅ローンの商品特性や金利上昇リスクへの理解度があまり高くはないようで、「目先の金利が安く見えるから」という短絡的な理由で変動型や固定期間選択型を選んでいる人がかなりいるのだそうです。
まあ、この部分はローンを勧めてくる人の意向のまま、契約してしまうということが多いのではないでしょうかね。
現状はこれ以上の金利低下を見込めないくらいになっていますし、日本もいつかは金融緩和を縮小しなければならない時期がやってくるでしょうから、それらを考えながら借り換えを上手に行いたいものですね。
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